企画展「フォーヴ・ショック ~フランス そして日本へ~」
20世紀初頭のヨーロッパでは相次いで革新的な美術運動が起こります。なかでも1905年のサロン・ドートンヌに出品されたアンリ・マティスらによる強烈な色彩と奔放な筆致の作品は、フォーヴィスム(野獣派)と呼ばれ、大きな話題となりました。
しかし、パリ画壇に衝撃を与えたこの絵画運動も1908年頃に終息を迎え、画家たちはそれぞれ独自の画風を展開していきます。 一方、フォーヴィスムは海を越えて日本にも波及し、「フュウザン会」や「1930年協会」、「独立美術協会」などに参加した画家たちの作品にその影響をみることが出来ます。
また洋画が成熟していく過程において、画家たちは既存の美術団体や西洋美術からの独立を目指し「日本的フォーヴ」や「日本的油絵」と呼ばれる新時代の美術を模索していきました。 本展は、国内の美術館やコレクターから出品協力を賜り、フォーヴィスムを起点に20世紀前半のフランスおよび日本の画家たちの動向を紹介しようとするものです。
【展覧会名】フォーヴ・ショック フランス そして日本へ
【会 期】9月21日(土)~12月15日(日)
【開館時間】午前9時30分より午後5時(入館受付は午後4時30分まで)
12月1日(日)からは、午前10時より午後4時30分(入館受付は午後4時まで)
【主 催】公益財団法人 日動美術財団 笠間日動美術館
【入 館 料】大人1300円/65 歳以上1000円/大学・高校生900円
/中学生300円/小学生無料 20名以上の団体は各200円割引
/障害者手帳をお持ちの方、その同伴者1名は各半額割引
<会期中のイベントのご案内>
◎当館学芸員によるギャラリートーク
日 時:9月21日(土)、10月12日 (土)、11月23日(土・祝)
時 間:各回 14 時~(30 分程度)
会 場:企画展示館
参加費:無料(要入館料)
◎講演会 「フォーヴィスムの変容 フランスから日本へ」
講 師:藤原貞朗氏(茨城大学人文社会科学部教授)
日 時:11月2日(土) 午後 2 時から(約 1 時間)
会 場:企画展示館 2 階
- エリア
- 県央エリア
- 市町村
- 笠間市
- 開催期間
- 2024-09-21~2024-12-15
- 開催地住所
- 笠間日動美術館
- 電話番号
- 0296-72-2160
- 印刷する