茨城のお祭り&イベントピックアップ

地域の文化を色濃く映す伝統行事から、活気溢れるイベントまで。茨城県内の各地で開催されている、個性豊かな祭りをご紹介します。それぞれの地域の文化や人、季節の魅力を感じてください。

水戸の梅まつり

(水戸市)

梅の名所・偕楽園を舞台にした、春の花絵巻

明治29年、水戸と上野を結ぶ鉄道が開通し、梅の花を楽しむための列車が走ったことがきっかけではじまったお祭り。偕楽園には、約100品種3,000本の梅が咲き誇り、早咲き、中咲き、遅咲きと開花の時期が異なる様々な品種の梅があり、長い期間梅の花を楽しむことができます。期間中の土曜日、日曜日、祝日限定で偕楽園臨時駅が開設されます。(開催時期は2月中旬~3月下旬)

竜神峡鯉のぼりまつり

(常陸太田市)

「竜神峡鯉のぼりまつり」は、平成元年、竜神大吊橋建設計画ができた際、橋の架設イメージのため竜神ダム上空の右岸と左岸を結んで張ったワイヤーに、鯉のぼりを取り付けたことが始まりです。若々しい緑に染まる新緑の山々に、満開を迎える淡いピンクのヤマザクラのアクセントが美しい竜神峡。爽快な春風に泳ぐ、全国のご家庭から寄贈していただいた1000匹の鯉のぼりは圧巻です。

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笠間の陶炎祭

(笠間市)

200名を超える作家や窯元が参加し、毎年50万人を超える観光客で賑わう笠間焼の一大陶器市。期間中は笠間焼の展示販売はもちろんのこと、「マイ猪口倶楽部展」などの企画展や作家が制作した「土面オークション」などが行われます。また、地元小学生が制作した土面を一堂に展示する「土面フェスティバル」など内容も盛りだくさんです。

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石岡のおまつり

(石岡市)

正式には「常陸國總社宮例大祭」といい、石岡にある常陸國總社宮の最も重要なおまつりです。初日には、格式高い大神輿と40台を超える幌獅子や山車が市内を練り歩きます。中日には、各所で多くの行事が行われ、中でも駅前の御幸通りでは、幌獅子や山車のパレードが盛大に行われます。最終日には、再び大神輿が市内を練り歩いて大きな盛り上がりを見せ、おまつり期間中には、50万を超える見物客で市街地は大賑わいします。

水郷潮来あやめまつり

(潮来市)

約500種類100万株の色とりどりのあやめ(花菖蒲)が植えられ、「水郷潮来あやめまつり」期間中には県内外から多くの観光客が訪れます。「嫁入り舟」や「あやめ踊り」などのイベントも盛りだくさんです。また、手漕ぎの「ろ舟」も運航し、あやめの花とともに、情緒豊かな水の街・潮来を心ゆくまで楽しめます。(開催時期は5月下旬~6月下旬)

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水戸黄門まつり

(水戸市)

水戸の風物詩として愛されるまつり。日本一の花火師による「水戸偕楽園花火大会」や、参加して楽しめる「水戸黄門提灯行列」や「ふるさと神輿の渡御」のほか、山車巡行、神輿渡御、水戸黄門カーニバルなど、多数イベントが開催されます。

土浦全国花火競技大会

(土浦市)

大正14年、霞ヶ浦海軍航空隊殉職者の慰霊、商店街の復興、秋の実りへの感謝と農民への慰労を目的とし、神龍寺の故秋元梅峯住職が中心となって開催したのが始まりです。全国から集まる花火師たちが、スターマインの部、10号玉の部、創造花火の部の3部門で腕を競い合います。約6分間で2,000発ほどの花火を打ち上げる、大会提供のワイドスターマイン「土浦花火づくし」も圧巻です。

日立さくらまつり

(日立市)

50年以上続く歴史あるお祭り。期間中は平和通りにて照明によるライトアップ、そしてかみね公園と十王パノラマ公園では提灯や行灯により風情あるライトアップが実施されます。平和通りとかみね公園のさくらは日本さくら名所100選にも選ばれています。そして、最大の特徴は、山車として国内ではじめて国の重要有形・無形民俗文化財と重要無形文化財に指定された日立風流物。可動、変形する大きな山車と、その上で行われる操り人形(からくり人形)芝居で、平成21年と平成28年にはユネスコ無形文化遺産に指定されました。(開催時期は4月上旬〜中旬)

真壁のひなまつり

(桜川市)

「寒い中、真壁に来てくれる人をもてなそう」という住民の声から始まった真壁のひなまつり。開催当時にひな人形を飾っていたのは21軒でしたが、現在は160軒ほどの民家や商家がお雛様を飾ります。見世蔵、土蔵、門などが軒を連ねる真壁の町並みと、その歴史ある建物の中に代々伝わるお雛様が飾られる風景は懐かしいぬくもりに溢れています。

下館祇園まつり

(筑西市)

羽黒神社と下館駅前を中心に、4日間に渡って行われる茨城県内屈指の夏祭りです。120年もの歴史を持つ明治神輿、相殿神・玉依姫の女子神輿、毎年担ぎ出される神輿としては日本最大級の重量を誇る平成神輿の他、30数基の子供神輿の渡御が行われます。最終日の早朝には、明治神輿を川に担ぎ入れる「川渡御」の勇壮な光景も楽しめます。
※祇園の祇は、正しくはネに氏