雄大な自然、豊かな食文化、癒やしの温泉…。その全てを兼ね備えた大子町。四季折々の魅力あふれるスポットですが、中でも秋は最も賑わうシーズン。秋の奥久慈を訪れずに、茨城の秋は語れません!そこで今回ご紹介するのは、紅葉に染まる大子をまるごと体感できる1泊2日旅。極楽気分を味わいにお出掛けしましょう。
コース概要(1泊2日)
1日目
10:30 袋田の滝 12:00 月待の滝 もみじ苑 14:00 旧上岡小学校 15:00 袋田温泉 チェックイン 19:00 袋田の滝ライトアップ 大子来人~ダイゴライト~
2日目
10:00 永源寺 11:30 弥満喜 13:00 黒田りんご園 15:00 竜神峡・竜神大吊橋
国道118号線経由 車で約50分
10:30
圧倒的なスケール感と四季折々の光景
大子のみならず、茨城を代表する観光名所の袋田の滝。今回の旅はここからスタート!国指定名勝で日本三名瀑の一つでもあるこの滝は、高さ120m、幅73mと迫力満点。その魅力は圧倒的なスケール感だけではありません。四段の岩壁を水が流れること、そして新緑、涼、紅葉、氷瀑と四季折々に趣きが変化することから「四度の滝」と呼ばれ、いつ来ても一味違った姿を眺められることでも人気です。11月上旬から11月中旬は紅葉の見頃。自然が生み出す芸術的な光景を目に焼き付けてください。
袋田の滝
〒319-3523 茨城県久慈郡大子町袋田3-19
営業時間 8:00~18:00(5月〜10月)、8:00〜17:00(11月)、9:00〜17:00(12月〜4月)
定休日 無休
料金 大人300円、子供150円
TEL 0295-72-4036
車で約30分
12:00
自家製粉そば&自家焙煎コーヒー
ランチは自家製粉そば&自家焙煎コーヒーが味わえる月待の滝もみじ苑へ。奥久慈を中心とした茨城県産の玄そばを自家製粉。風味たっぷりのそばは、さっぱりとした濃い辛口のつけ汁でツルリと。滝の地下水を使用したこだわりのコーヒーも食後の一杯として最適です。店名の通り、敷地内にある月待の滝ともみじが同時に楽しめ、紅葉が滝を覆う鮮やかな光景は見応え十分!滝の裏を歩いたり、川辺のベンチでくつろいだり…思い思いに過ごしましょう。
月待の滝 もみじ苑
〒319-3556 茨城県久慈郡大子町川山1369-1
営業時間 10:30~17:00
定休日 水曜日(5月〜8月・11月は無休)
TEL 0295-72-3993
車で約15分
14:00
現存する明治期の木造校舎
ドラマ、CM、映画、アニメ…、さまざまな作品の舞台やロケ地となっている旧上岡小学校。明治12年に創立された同小学校では平成13年に廃校となるまで、明治から昭和初期に建築された校舎が使用されていました。窓ガラスは全て昔のもので、学校の備品も当時のまま。まるで昭和期にタイムスリップしたかのような雰囲気が今も変わらず守られています。童心に返りながらノスタルジックな空間をぜひゆっくりと満喫してください。
旧上岡小学校
〒319-3531 茨城県久慈郡大子町上岡957-3
営業時間 9:00~16:00
見学可能日 土曜日、日曜日、祝日
料金 無料
TEL 0295-72-0285
車で約20分
15:00
大子の醍醐味!温泉宿でまったり
大子エリアは「大子温泉」「湯沢温泉」「袋田温泉」などがある温泉郷で、入浴施設や温泉宿もよりどりみどり!湯めぐりはまさに大子の醍醐味。今回は、袋田の滝が至近距離の袋田温泉に宿泊です。さっそくチェックインして、温泉へと向かいましょう。思い出浪漫館は岩づくりの渓流露天風呂があり、贅沢な源泉かけ流し湯!清流のせせらぎを聞きながら、風情ある温泉が楽しめます。豊年万作は最上階に露天風呂があり、切り立った岩壁を紅葉が覆う景色を独り占めできる温泉。極上のひとときが過ごせる非日常的な空間です!
徒歩または車で5分
19:00
自然と光が織り成す幻想的な世界
袋田の滝やトンネルなどを芸術的にライトアップ。秋と冬の風物詩として人気を誇るイベントです。闇夜に照らされた雄大な滝はまるで墨絵のような威風堂々たる佇まい。大子の自然、星空、水を表現した光のトンネルは、その魅力を再発見させてくれる魅惑的な光景です。滝川さざれ石や恋人の聖地モニュメントのライトアップや竹灯籠による遊歩道の照明にも注目を。自然と光が織り成す幻想的な世界に包まれてください。
袋田の滝ライトアップ2018 大子来人~ダイゴライト~
〒319-3523 茨城県久慈郡大子町袋田3-19
営業時間 日没から20:00まで
定休日 無休
料金 大人300円、子供150円
TEL 0295-72-4036
車で約20分
10:00
境内を紅葉が覆い尽くす「もみじ寺」
別名「もみじ寺」と呼ばれる永源寺。大子七福神の紅一点である弁財天をまつる寺は、秋になると境内が赤や黄色のもみじに覆い尽くされます。高台にあるため、街中心部や周囲の山々が色鮮やかに染まる姿も一望できます。この美しく色付く景色を一目見ようと、多くの観光客が詰めかける定番人気の紅葉名所。特に混み合う時期は、常陸大子駅周辺に車を停めて徒歩で向かいましょう。
永源寺
〒319-3526 茨城県久慈郡大子町大子1571
TEL 0295-72-0285(大子町観光協会)
車で約10分
11:30
奥久慈しゃもを極めた丼を昼食に
2日目の昼食は老舗和食割烹・弥満喜で大子町名物の地鶏・奥久慈しゃもを堪能。「朝採りしゃも卵の奥久慈しゃも丼 極(きわみ)」は一度口にしたらやみつきになる一杯です。食感や味が異なる奥久慈しゃものさまざまな部位を、その日採れたばかりの卵でとじた親子丼。まさに奥久慈しゃもの旨味を極められる絶品!じっくりと噛み締めながら味わってみて下さい。大子の特産品をふんだんに使った薬膳鍋「シャモゲタン」もオススメ。
弥満喜(やまき)
〒319-3526 茨城県久慈郡大子町大子741-1
営業時間 11:00~15:00、17:00~20:00
定休日 水曜日
TEL 0295-72-0208
車で約20分
13:00
お土産にいかが?旬の奥久慈りんご
大子の実りの秋を象徴する奥久慈りんご。町内には約50ヶ所のりんご園があり、毎年おおよそ9月中旬から11月下旬にかけて多種多様な品種のりんご狩りが楽しめます。大子のりんごは奥久慈りんごという愛称で、茨城の代表的な特産品となっています。中でも大子におけるりんご園の先駆者で最も歴史ある黒田りんご園は、約80種類800本で実る完熟りんごを堪能できます。フレッシュな甘味や酸味が口の中いっぱいに広がるシャキシャキとしたりんごはお土産にGOOD!
黒田りんご園
〒319-3512 茨城県久慈郡大子町小生瀬4445
りんご狩り期間 9月下旬~12月4日
開園時間 9:00~17:00
休園日 期間中は無休
入園料 大人500円、3歳~小学生400円
TEL 0295-76-0327
車で約20分
15:00
巨大パノラマで紅葉を愛でる
旅の最後を飾るのは大子町のお隣、常陸太田市にある竜神峡。奥久慈県立自然公園にある県北地域の景勝地です。竜神峡は断崖絶壁のV字形をした渓谷で、長さ375m、歩行者専用として国内最大級の竜神大吊橋が架かっています。近年は高さ100m国内ナンバーワンのバンジージャンプが有名ですが、古くから人々に親しまれている紅葉スポット。橋から360度の巨大パノラマで紅葉を愛でることができ、息をのむほど美しい景観が広がります。奥久慈の秋の風情たっぷりの1泊2日旅。きっといつまでも記憶に刻まれる2日間となることでしょう!
竜神峡・竜神大吊橋
〒313-0351 茨城県常陸太田市天下野2133-6
営業時間 8:30~17:00(受付16:40まで)
定休日 無休
吊橋渡橋料 大人320円、小人210円
TEL 0294-87-0375 (株)水府振興公社
県道33号線経由 常磐自動車道「日立南太田インターチェンジ」まで 車で約40分