水郷潮来あやめまつり
令和4年5月20日(金)~6月19日(日)
茨城県潮来市・水郷潮来あやめ園
約500種100万株のあやめが咲き誇る、水郷潮来あやめ園。毎年5月下旬から6月下旬頃にかけて開催される歴史あるイベントが、「水郷潮来あやめまつり」です。紫色や白のあやめの花の美しさと、水郷情緒を味わうことのできる「ろ舟遊覧」や「嫁入り舟」をお楽しみください。
初夏の訪れを告げる、花と水の伝統の祭典
利根川を利用する水運の要所として江戸時代に栄えた潮来。運河を渡るためにいくつもの橋がかかり、現在でも舟に乗って橋をめぐる十二橋めぐりが名物となっています。
会場となる水郷潮来あやめ園には、約500種100万株のあやめ(花菖蒲)が栽培されています。あやめが色とりどりに咲き競うのは、5月下旬から6月下旬頃まで。一番の見頃は例年6月10日頃ですが、品種によって早咲き・遅咲きのものもありますので、期間中はいつ訪れてもおおむねあやめが楽しめるでしょう。
あやめの見分け方
あやめには大きく分けてアヤメ・カキツバタ・ハナショウブといった種類があり、以下のような見分け方があるといわれています。微妙な違いですが、現地で花の違いを確かめてみるのも楽しみ方のひとつかもしれません。
アヤメ
花の色は紫や白、網目模様で花びらの一部に黄色い模様がある
カキツバタ
花の色は青紫や紫、網目模様がなく白い斑紋がある
ハナショウブ
花の色は紅紫や紫、網目模様がなく黄色い斑紋がある
嫁入り舟などイベントも開催
あやめまつり開催期間中は、嫁入り舟などのイベントも開催されます。美しいあやめの風景だけでなく、昔から伝わるこの地域のならわし等を、どうぞお楽しみください。
嫁入り舟
かつては婚礼の時も、花嫁がろ舟に乗って対岸で待つ婿のもとへと旅立って行きました。昭和30年代前半まで見られた情緒豊かなその嫁入り舟が、あやめまつり期間中には本物の花嫁さんを乗せて復活します。
手漕ぎの「ろ舟遊覧」
昔ながらの手漕ぎのろ舟(サッパ舟)が前川を運航します。「ギッチラギッチラ」と櫓(ろ)をこぐ音や、船頭による前川の昔ばなしを楽しみながら、水郷情緒を存分に味わうことができます。
花がら摘み体験
あやめ笠をかぶって花がら摘み体験ができます。
ライトアップ
園内のあやめをライトアップで幻想的に演出します。昼間とはひと味違った雰囲気を楽しむことができます。
期間中毎日18:00〜22:00(予定)。