五所神社
本殿は総欅一間社流造(いっけんしゃながれづくり)で、妻飾が二重虹梁(こうりょう)、大瓶束(たいへいづか)となっています。一間社流造の本殿としては市内で最大のものです。五所神社別当の満願寺の火災により関係文書が焼失し詳細は不明ですが、本殿社域に延宝5年(1677)の石燈籠と、社前の石大鳥居に「延宝二年甲寅天常陸国真壁郡伊佐荘卅三郷」とあることから、延宝年間ごろの建立と推定されます。昭和52年に市指定文化財に登録されています。
五所神社~八竜神伝説~
民話 『八竜神の雨乞い』
江戸時代、五所の山崎村はゆびおり豊かな村でした。
しかし、ある年、雨が全く降らず田んぼや畑がカラカラに乾いてしまった。
すると、ある人物が「五所神明の北の沼には、八つの頭を持つ八竜神がすんでいる。」と言いました。
村人は竜に祈りを捧げ、助けを求めました。
八竜神は村人の思いに応えるため、現在の下妻市のあたりにあった大宝沼に向かいました。
沼にはたくさんの水があり、竜神は水をお腹いっぱいに飲み込み、村へ飛び出しました。
しかし、大宝沼の守り神「大宝八幡」はこれを見逃しませんでした。
竜神は、八幡の弓矢に射抜かれ瀕死になりながらも村を目指しました。
やっとの思いで村にたどり着いたが、竜神は力尽きてしまいました。
村人は、「自分たちの村を救ってくれた八竜神さまをおまつりしよう」と
神社を建てて八竜神を祀ることにしました。
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