久慈川と那珂川という二つの河川に挟まれるように位置する常陸大宮市は、それぞれの清流と豊かな緑の大地が市域を包み込んでいます。アユ釣りが楽しめる久慈川や那珂川は、サケも遡上します。両河川では、カヌーやキャンプ、バーベキューなどアウトドアを存分に楽しめます。市域の6割を占める山林では、シイタケ栽培や西ノ内和紙のコウゾなどの生産も行われています。また、三太の湯、四季彩館、ささの湯などの温泉・温浴施設も人気。日本最古の組み立て式回り舞台の西塩子の回り舞台も3年ごとに披露されます。
観光カレンダー
4月上旬〜中旬 | 辰ノ口さくら祭り |
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8月下旬 | あゆの里まつり |
10月中旬(3年に1度) | 西塩子の回り舞台 |
11月3日 | ふるさと祭りおおみやふれあい広場 |
11月中旬 | やまがた宿芋煮会 |
西塩子の回り舞台(県指定有形民俗文化財)
(常陸大宮市)
平成3年度実施の調査をきっかけとして、地元住民によって半世紀ぶりに復活した日本最古の組立式農村歌舞伎舞台。屋根材とする大量の真竹の伐り出しから始め、約1ヶ月かけて舞台を組立てる作業は圧巻。公演では、舞台復活を機に結成した西若座や、地元小学生らによる地芝居や歌舞伎舞踊が披露されます。組立作業のほか、衣裳や舞台背景の制作にもボランティアが関わり、地域活性化の核となっています。(3年毎に開催)
西ノ内和紙(国選択・県指定無形文化財)
(常陸大宮市)
地元産高品質の那須楮を原料に、伝統的な手法で生産される本格和紙。平成25年、市所蔵の和紙生産用具が国有形民俗文化財に登録。2軒の工房では、紙漉きや漉き絵体験ができます。水戸藩時代には専売品として藩の財政に大きく貢献。光圀公が西ノ内紙と命名したとも言われ、かつては県北山間部で広く生産され、越前奉書や美濃紙とともに高品質紙として名を馳せました。(県伝統工芸品)
くわしく見る湯の澤鉱泉
(常陸大宮市)
150年の歴史を持つ名湯。茨城県内唯一の日本秘湯を守る会会員の温泉宿。医者いらずの名湯として多くの人々から湯治の湯として伝えられています。泉質は重曹泉で神経痛や皮膚病、リウマチ性疾患に効能があるとされています。宿泊も可能で、特に料理にはこだわりもあり。里山で過ごすひとときは格別です。
くわしく見る鮎
(常陸大宮市)
鮎漁獲量日本1位・2位を誇った、那珂川と久慈川が流れる常陸大宮市。平成26年に市の魚として鮎を制定。市内では鮎の塩焼きを各所で食べられるほか、あゆ処マップを作成し、鮎料理を楽しめる市内の飲食店を紹介。右側ののぼり旗が目印になっています。また、毎年8月には「あゆの里まつり」を開催。鮎のつかみどりができたり、たくさんのイベントで来場者をもてなしています。
鷲子山上神社
(常陸大宮市)
特に和紙生産が盛んだった茨城・栃木県境に建つ神社。社伝によれば創建は大同2年(807)、祭神は阿波国より勧請した製紙の神天日鷲命。近年パワースポットとして有名。
くわしく見る三王山からの雲海
(常陸大宮市)
標高253mの山頂に建つ大展望塔からは、360度の素晴らしい眺望が開け、富士山も望める景勝地。秋から冬の雲海シーズンは週2~3回以上発生することがあります。
くわしく見る常陸大宮市歴史民俗資料館 大宮館
(常陸大宮市)
みどころは豊富な考古資料。なかでも泉坂下遺跡の弥生再葬墓から出土した人面付土器(国重要文化財)は器高が77.7cmで国内最大。坪井上遺跡出土のヒスイ製大珠は国内最多。
けんちんうどん(そば)
(常陸大宮市)
野菜たっぷりのけんちん汁で食べる茨城県の郷土料理です。具だくさんのけんちん汁との相性は抜群で、一度食べるとまた食べたくなるような味わいです。
久慈の山
(常陸大宮市)
根本酒造は創業以来400年、幾多の時代を超えて磨かれ受け継がれた酒造りの技と心、熟練の杜氏が丹精込めて醸します。「上丸/カミマル」は、茨城県のオリジナル酒造好適米「ひたち錦」を贅沢に使用しており、甘口でさっぱりとした味わいです。