山あり海あり湖あり、自然豊かな茨城県には、個性豊かな44の市町村があります。それぞれの誇る観光名所やご当地グルメなどを一挙にご紹介します。
県北エリア
県央エリア
鹿行エリア
県南エリア
県西エリア
県北エリア
変化に富んだ海岸線や久慈川、那珂川の清流をはじめ、八溝山系の山並み、滝や渓谷、里山などの季節ごとの豊かな自然景観が楽しめるスポットの多いエリアです。
特に紅葉の季節には北茨城市の花園渓谷、高萩市の花貫渓谷、常陸太田市の竜神大吊橋、大子町の袋田の滝周辺は大きな円を描くように周遊ができます。竜神大吊橋でのバンジージャンプや県北ロングトレイルなどのアウトドアのアクティビティも人気を博しています。文化的にも北茨城市には日本美術院を築いた岡倉天心ゆかりの六角堂、常陸太田市には水戸藩第2代藩主徳川光圀公の隠居所でもある西山御殿(西山荘)、日立市には日立製作所創業者・小平浪平の足跡を記念した小平記念館があります。
交通面では、国道6号や国道349号、JR常磐線やJR水郡線などにより南北のアクセスが整っています。
県央エリア
県庁所在地の水戸市を中心とした、県を代表する観光施設からグルメ、景観まで幅広く楽しめるエリアです。
また、水戸市の水戸芸術館、茨城県近代美術館、徳川ミュージアム、笠間市の笠間焼で有名な茨城県陶芸美術館、笠間日動美術館など「アート」に関する造詣が深いのもこのエリアの特徴です。水戸徳川家のお膝元として栄えた水戸市には、中心市街地に隣接する都市公園としては日本一の面積を誇る偕楽園公園を中心に史跡も多く、弘道館・偕楽園をはじめとする水戸市の近世日本の教育遺産群は文化庁の「日本遺産」に認定されています。国営ひたち海浜公園やアクアワールド茨城県大洗水族館、海水浴場など多くの観光資源等をさらに活かす「ひたちなか大洗リゾート構想」も進められています。
鹿行エリア
鹿島アントラーズのホームタウンとしても有名な鹿嶋市。鹿島神宮は、江戸時代の頃には伊勢神宮への参拝と並んで尊ばれました。東国三社参りとは、鹿島神宮と神栖市の息栖神社、千葉県香取市の香取神宮を参拝することで、その中間地点にある潮来市は宿場町として栄えた歴史を持ちます。潮来市の代表的な観光資源は約500種100万株のあやめ(花菖蒲)が見られる水郷潮来あやめ園。県屈指の工業地帯を持つ神栖市は工場夜景の名所としても人気です。サッカー合宿の聖地とも称され、隠れた観光資源を持っています。農業が盛んな鉾田市や行方市では、農業を観光資源として活用する動きも。特に全国的にも珍しいメロン狩りは、このエリアの特色を生かした観光資源の一つです。
沿岸地域は国道51号や国道124号、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線が通り交通の便も良く、海水浴期間中は、鉾田市の大竹海岸鉾田海水浴場、鹿嶋市の下津・平井海水浴場、神栖市の日川浜・波崎海水浴場など多くの海水浴客で賑わいます。
県南エリア
日本百名山の一つにも数えられる名峰・筑波山や国内第2位の面積を誇る湖である霞ヶ浦を有する県南エリア。
かつて、石岡には常陸国府が置かれたこともあり、史跡が数多く残されています。一方で、つくば市は研究学園都市として世界をリードする科学技術が集まっており、その科学技術の成果を身近に感じることのできるのが、つくば市の観光のポイントです。自然や歴史と科学、これらに一日で触れることができるのは大きな魅力です。
常磐道や圏央道、JR常磐線や首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスといった様々な交通手段でのアクセスが可能です。また、つくば市や土浦市は比較的宿泊施設も充実しています。
県西エリア
筑波山の西側に続く広大な平野部。中央を鬼怒川が流れ、肥沃な土地と豊富な水資源に恵まれた県内有数の農業地帯でもあります。観光資源としては、国の重要伝統的建造物群保存地区になっている真壁の町並みやひなまつりをはじめ、ユネスコ無形文化遺産にも登録された結城紬や結城の街の見世蔵、日光街道の宿場町として栄えた古河宿など、古き良き町並みを活用したものが目立ちます。また、国の名勝に指定されている磯部桜川公園の山桜やユネスコ「メリナ・メルクーリ国際賞」を受賞した古河公方公園(古河総合公園)のピンク色に染まる桃林など美しい景勝地も見どころの一つです。
交通手段としては、JR水戸線、JR宇都宮線、関東鉄道常総線の沿線では公共交通機関の利用が可能ですが、その他の地域は自動車での移動がおすすめです。