古河市

県の最西端に位置し、栃木県、埼玉県と境を接し、「関東のドマンナカ」を自称する古河市。渡良瀬川、利根川が流れ、水との関わりの深い土地柄でもあります。市の北西に広がる渡良瀬遊水地は自然の宝庫で、ヨシの茂みや湿地が多く、野鳥やトンボ、チョウなどの格好の生息地となっています。そして桃の花などが咲き誇る古河公方公園(古河総合公園)は、自然景観を生かした公園として日本で初めてユネスコの「メリナ・メルクーリ国際賞」を受賞しました。また、古河城出城跡にある歴史博物館や古河文学館、街角美術館などの施設も点在し、散策に訪れる観光客も多く見られます。

古河桃まつり

(古河市)

古河を代表するまつりの一つ。江戸時代初期に古河藩主の土井利勝が江戸で家臣の子どもたちに拾い集めさせた桃の種を古河に送り、農民に育てさせたことに由来します。古河公方公園(古河総合公園)の開園を機に、園内に花桃を植樹し、桃林を復活させました。園内には、「矢口・源平・菊桃・寿星桃・寒白桃」の5種類の花桃が約1,500本あり、期間中は鮮やかなピンク色で染まります。また、まつり期間中は園内では飲食の出店、郷土物産品の販売、野点などもあり、さらにステージなどで様々なイベントが開催され、毎日古河桃むすめが来場者を出迎えてくれます。

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古河公方公園(古河総合公園)

(古河市)

25haにおよぶ広大な自然の中に、四季折々に咲く、美しい花々が訪れる人を和ませてくれる公園。毎年3月下旬から4月上旬にかけて「古河桃まつり」が開催され、多くの観光客が訪れています。平成15年には、ユネスコとギリシャが主催する「文化景観の保護と管理に関するメリナ・メルクーリ国際賞」を日本で初めて受賞しました。

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鷹見泉石記念館

(古河市)

藩主土井利位に仕えた古河藩士、そして蘭学者でもある鷹見泉石(たかみせんせき)の晩年の住まいです。古河城の余材を使って建てたと伝えられている建物を改修して、平成2年に「鷹見泉石記念館」として開館されました。江戸時代に作られたものとして唯一のヨーロッパ国図「新訳和蘭国全図」など、数々の研究に没頭した住居です。

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ネーブルパーク

(古河市)

「ネーブル」とは、「へそ」や「中心」という意味。公園が関東平野のほぼ中央に位置することから名付けられたそうです。自然と親しむふれあい型のテーマパークとして、園内には、アスレチック広場、ポニー牧場、地下迷路の遊びが楽しめます。また、工芸館では、陶芸用の絵付けをしたり、粘土から成形する本格的な陶芸を体験することもできます。

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古河歴史博物館

(古河市)

古河城出城跡(諏訪曲輪)に平成2年に開館。平成4年の日本建築学会賞、平成8年の公共建築賞を受賞しています。古河藩主である土井利位が雪の結晶の研究を著した「雪華図説」をはじめ、家老鷹見泉石が収集、研究した蘭学資料などを展示しています。また、ホールにはオランダの楽器ストリートオルガンがあり、異国の音色を楽しむことができます。

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古河花火大会

(古河市)

打ち上げ数2万発で、関東では最大級の花火大会です。直径約90cmの大玉を打ち上げる三尺玉のほか、ワイドスターマイン、メロディー付きスターマイン等の花火は見所満載。河川敷のゴルフ場で打ち上げられるため、堤防から鑑賞することができます。また、ゴルフ場の奥にはラムサール条約に登録されている渡良瀬遊水地の雄大な自然が広がっています。

道の駅「まくらがの里こが」

(古河市)

直売所の野菜を使用したフードコート、地元食材を使って焼き上げたパンなどが楽しめる道の駅。道路情報や季節折々の観光情報などを提供しています。

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お休み処「坂長」

(古河市)

古河城の遺構を残す

歴史的な価値を有する街の財産として、国の登録有形文化財にも指定。敷地内には歴史を学べるミニギャラリーやホール、資料室、地元の特産品やお土産が買えるお店などがあります。

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古河文学館

(古河市)

直木賞作家で歴史小説家の「永井路子」をはじめとする古河ゆかりの作家の作品や、児童文学史に大きな足跡を残した絵雑誌「コドモノクニ」の原画など、数々の貴重な資料を展示。

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篆刻美術館

(古河市)

平成3年に日本初の篠刻専門の美術館として開館。館内には、古河出身の生井子華の遺作をはじめ、小林斗童、梅舒適など日本を代表する現代作家の作品を常時展示しています。

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古河提灯竿もみまつり

(古河市)

市内の参加団体が20m近い竹竿の先につけた提灯を激しく揉み合いながら、相手の提灯の火を消し合う祭りで「関東の奇祭」といわれています。昔から参加者は、「今夜べぇだ、今夜べぇだ」という掛け声で、祭りに参加しました。「楽しみ羽目をはずしていいのも今夜だけ」という意味です。現在は、古河の冬の風物詩として開催されています。

古河ブランド

(古河市)

市内の産品の中で、特に優れたもの、安心・安全・高品質な商品を「古河ブランド」として認証しています。渡良瀬遊水地に飛来する白さぎの卵をイメージした、ほんのりミルク風味の「しら玉」。こだわりの手焼きで焼き上げ、古河市出身の篆刻家の生井子華の篆刻文字「許我」の焼印を一つ一つ手押しした「許我どら焼き」など計24品目あります。

はなもものしずく

(古河市)

古河公方公園に咲くハナモモの花を、市民の皆さんの手で採取して「はなもものしずく」が誕生しました。古河で採取されたハナモモの天然の香りそのものを体験することができる、アルコールフリーのからだにもやさしいミストです。

鮒の甘露煮

(古河市)

川沿いの古河の伝統的な料理で、カルシウムなどの栄養も豊富な「鮒の甘露煮」。食文化として、古くから古河市民には親しまれてきた味で、古河ブランドにも認定されています。

常陸秋そば

(古河市)

古河市にある「森ファーム」の常陸秋そばは、そば打ち名人の高橋邦弘氏が太鼓判を押すほど。新そばは、11月の秋そばに加え、7月の春そばと年2回の栽培・収穫が行われます。

古河の和菓子

(結城市)

城下町古河には、古くから和菓子の店が多くあります。クリームをサンドした風味ある薄焼きせんべい「渡良瀬八犬伝」をはじめ、「古河ブランド」にも3店舗が登録されています。

地酒

(古河市)

古河市唯一の酒蔵青木酒造が作る清酒「御慶事」。三代目当主が「最高のよろこびごと」という意味で「御慶事」と命名。古河で唯一の地酒として地元をはじめ、広く愛飲されています。