桜川市

真壁・大和地区を南北に連なる筑波、足尾、加波山の山塊と、北に栃木県との境を接する高峯、雨巻、富谷山を背景に、山の景色と里山の光景が織りなす自然があふれる地勢が魅力となっています。地域で採出されるみかげ石を利用した石材業も発展。古くから山岳信仰の対象となった山々があり、行基を開基とした富谷観音、マダラ鬼神祭が行われる雨引山楽法寺、禅定の山・加波山神社、椎尾山の中腹にある薬王院などのように国などの重要文化財に指定されている建造物も多く残されています。

真壁の町並み

(桜川市)

城下町としてさかえた400年前の面影を今も残す真壁の町並み。東西にのびる4本の通りに沿って構成された町並みには、レトロな木造店舗を中心に、見世蔵、漆屋、木造住宅、土蔵、石蔵、門など多彩な建造物群が良質な状態で残されています。
幕末から明治期に建てられた重厚な見世蔵や土蔵、大正から昭和初期の町家や洋風建築など多様性のある建造物が並ぶ通りを歩けば、タイムスリップしたような気分で散策を楽しむことができます。

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真壁のひなまつり

(桜川市)

「寒い中、真壁に来てくれる人をもてなそう」という住民の声から始まった真壁のひなまつり。開催当時にひな人形を飾っていたのは21軒でしたが、現在は160軒ほどの民家や商家がお雛様を飾ります。見世蔵、土蔵、門などが軒を連ねる真壁の町並みと、その歴史ある建物の中に代々伝わるお雛様が飾られる風景は懐かしいぬくもりに溢れています。

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雨引観音

(桜川市)

厄除延命安産子育の霊験あらたかな延命観世音菩薩(国指定重要文化財)を本尊佛として祀っています。坂東観音霊場第二十四番札所の名刹として知られます。「一に安産、二に子育よ、三に桜の楽法寺」といわれるように、境内や雨引山周辺の山桜は見事です。河津桜という品種もあり、3月上旬頃から桜を楽しむことができます。また、参道には約5,000株のアジサイがあり、6月から7月にかけてあじさい祭りが開催されます。

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「桜川」のサクラ

(桜川市)

世阿弥の謡曲「桜川」の舞台にもなった地。11種類の山桜が固有種となっています。その一部が名勝指定区域になっている磯部桜川公園では、約700本の山桜やソメイヨシノが見られます。参道が名勝指定区域の櫻川磯部稲村神社では、地元のボランティアによる桜の案内が行われています。また、この神社には紀貫之の詠んだ歌碑があります。

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高峯の山桜

(桜川市)

市内の里山には約55万本の山桜が自生しており、特に北部の高峯は屈指の群生地として注目を集めています。野生の桜は一本一本遺伝子が違うため、花の色や形、新芽の色、咲く時期が異なります。こうした多様な山桜の花や新芽の色が、落葉広葉樹の新緑とともに作り出す美しい景観が、桜川市の春を彩ります。

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真壁石

(桜川市)

関東の名山、筑波・加波・足尾の三山は良質な花崗岩を産出し、そのふもとにある真壁地区や大和地区の一帯は昔から石材の産地として知られてきました。 その良質な花崗岩が真壁石です。

酒寄みかん

(桜川市)

桜川市は、温州みかんの北限地。霜が降りることが少ないといわれる温暖な筑波山の斜面を利用して、10月下旬から12月に酒寄地区でみかん園がオープンします。コクのある甘酸っぱい味をお楽しみください。

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こだますいか

(桜川市)

桜川市は、冬から春先にかけて豊富な日照量をいかした「こだますいか」の産地です。県の銘柄産地に指定されている「こだますいか」は、甘くて美味しいと高い評価を受けています。

地酒

(桜川市)

良質な水と米を使い、各酒蔵がそれぞれこだわりを持って酒造りを行っています。どの蔵でも試飲が可能で、飲み比べをすることもできるのが嬉しいポイント。小売店も多いのも特徴です。