真壁のひなまつりは町おこしを考える数名の住民有志から始まったお祭りです。「寒い中、真壁に来てくれる人をもてなせないか」というひと言から、「町なかにお雛様を飾ろう」という発想が飛び出し、それを見ていた周りの町の住民たちも自主的にお雛様を飾り始めました。今ではお雛様が100軒以上に飾られ、観光客も約6万人が訪れるイベントに。“おもてなしの心”から始まったお祭りは、真壁の人たちの心の温かさがあふれでていて、”日本の懐かしい心の風景”を思わせます。
そんな真壁のひなまつり。登録文化財になっているスポットを中心に少しご紹介いたします。
伊勢屋旅館
村井醸造
明治時代に建てられた店舗や脇蔵、大谷石造りの石蔵などの建物群は国登録有形文化財に指定されています。蔵に代々伝わる雛飾りに加え、酒蔵見学やお酒の試飲もできます。
川島書店見世蔵
江戸末期に生薬商の店舗として建設されたと伝えられる見世蔵。国の登録有形文化財に指定されている建物の風情ある雰囲気をいかし、歴史を感じさせる多数の雛人形を展示しています。