袋田・小生瀬を歩く
日本三名瀑の一つに数えられる「袋田の滝」。高さ120ｍ・幅73ｍ、大岩壁を四段に落下する迫力のある名瀑を直近で見ることができる観瀑台や、渓谷越しの悠々とした姿を眺めることができる吊り橋は、多くの観光客が訪れる人気のスポットです。一方で、袋田の滝周辺は、1500万年前は海底で噴火する火山でした。かつてマグマが噴いて固まった溶岩でできた袋田の滝や上流の生瀬滝、岩肌が剥き出しになった周辺の山々など、太古の昔から続く大地の営みを感じながら、滝周辺を歩いてみれば、きっとこの地の新たな価値を感じることができるでしょう。
自然のダイナミズム
袋田の滝周辺には、雄大な滝を取り囲むように、立神山や生瀬富士、月居山がそびえ立ちます。ゴツゴツとした岩山が1500万年前の姿を思い起こさせてくれます。また月居山周辺は、月居城跡や月居観音堂を巡る登山コースが整備され、生瀬滝の観瀑スポットや珍しい植物が観察できる「袋田自然研究路」として人気を集めています。
地元グルメに舌鼓
袋田の滝の入り口付近は、奥久慈しゃもや常陸秋蕎麦、ジビエ料理など、地元グルメが楽しめる飲食店が軒を連ねています。袋田の滝上流の小生瀬地区は、りんご農家が点在するエリア。季節にはりんご狩りが楽しめる他、自家製のアップルパイを提供しているお店も多く、それぞれのお店で食べ比べられるのも大子ならでは。
名湯で疲れを癒す
やわらかな肌触りの泉質で、美人の湯として名高い袋田温泉や、袋田の滝上流部に位置し、地元の人々に愛され続けている月居温泉など、豊富な湯量と良質な泉質、そして美しい景観が、旅の疲れを癒してくれます。
