五所駒瀧神社の古代米を醸したのが、創業240余年の歴史を持つ西岡本店です。「花の井」の銘柄で知られるこの酒蔵の当主を務めるのは、8代目の西岡勇一郎さん。代々伝わる酒造りの伝統を守りながらも、真壁高校農業科の生徒や筑波大学の芸術専門学群の学生たちとの交流も積極的に図り、地域の活性化に力を注いでいます。五所駒瀧神社からの「古代米の酒づくり」の依頼ももちろん快諾し、繊細な温度管理に挑みながら試行錯誤を重ね、古代米の持つ自然な甘みを生かしたフルーティーな味わいの酒を見事に完成させました。

「しし鍋」を提供する料理店の中でも高い人気を誇るのが、ほうろく屋です。昭和のノスタルジー漂う雰囲気ある店内で供される、味噌仕立ての「しし鍋」。その味とボリュームを求めて、県外各地からも大勢のファンが足を運びます。猪肉は、さっぱりした脂身と締まった肉質が特徴。仕留めた後の肉処理技術の向上から臭みはまったくなく、低カロリー、高タンパクで栄養満点な健康によい食材です。地元で獲れた野菜もたっぷりと入った鍋は、2人前から予約可。通年で提供可能ですが、鍋なので夏以外の季節がお勧めです。