本来のBBQ楽しみ方とは?
BBQといえば、屋外で肉を焼いて食べながら、家族や友人たちとワイワイと楽しいイベントです。日本のBBQは、焼肉用の薄切りの肉や野菜を焼いて、焼肉のたれや塩などをつけて食べる。つまり焼きながら食べるスタイルが一般的ではないでしょうか?一方、欧米や特にアメリカでは、肉や野菜を全て焼き、お皿に盛り付けてから、みんなで一緒に食べるというのがBBQの基本スタイルとなっています。
また、アメリカのBBQはゲストを楽しませるために、調理の段階でも様々な工夫を凝らします。たくさんの人が集まってお肉を食べるという、一種のイベントでもあるわけですから、「全てを楽しもう!」というアメリカのBBQスタイルは、日本のスタイルに比べると、レジャーとしても、エンターテイメントとしても完成されているといえるでしょう。
今回、取材協力いただいた
茨城スマートバーベキュー協会は、BBQを手軽で美味しく楽しむ為の「スマート&スタイリッシュバーベキュー」を提唱しています。せっかく時間とお金を割いてバーベキューをする訳ですから、準備は出来るだけ簡単に、またスマートに行えるに越した事はありません。今回は「BBQマイスターへの道」と題し、初級編、中級編と分けて、BBQの基礎知識から、おいしく焼くためのコツまでをレクチャーしていただきました。
BBQ初級者のための道具選び
お手軽!使い捨てできる「インスタントグリル」
コンロ、燃料、着火剤が一体になった使いきりお手軽セット。まったく手を汚さずに開けられ、すぐ着火できるインスタントグリル。「BBQは楽しいけれど、火起こしや後片付けが面倒で、もっと気軽に楽しみたい」という声に応え開発された、コンロ・スタンド・アミ・燃料・着火剤が一体になった使いきりセットとなる。
これだけで劇的に変わる!BBQ三種の神器
ラピッドチムニースターター
面倒な火起こしは、これがあれば簡単スピーディ
穴が開いたブリキの筒に、ハンドルと網がついただけの簡単な構造のラピッドチムニースターター。これを使えば、火おこしが劇的に楽になる!ホームセンターなどで3~4千円くらいで購入できるので、1台は持っていたい。
水鉄砲
BBQに炎はいらない!炎をピンポイント消火
肉を焼いている時、脂が滴り落ちて、炎が上がるなんて事はよくありますが、放っておくのはよくありません。食材が煤臭くなり、味も落ちてしまいます。こんな時に効果的なのが水鉄砲での消火なのです。
炎が出たらすぐに水鉄砲で消火。これがおいしく食べる秘訣です。
火消し壺
立つ鳥跡を濁さず!炭の処理はコレにおまかせ
バーベキューの後片付けで面倒なのが、炭の処理。「火消し壺」があれば、火がついたままの炭もそのまま入れられ、時間が経てば自動消火。そして次回もその炭を使うこともできるので、コスパも抜群!
簡単!手軽!おいしいBBQメニュー
野菜グリル
野菜の味付けはオリーブオイルと塩のみでOK!
POINT
仕込みは、ジップロックに切った野菜を入れ、オリーブオイルと塩でもむだけ!
しいたけのおいしい焼き方は、傘の部分に塩をふり、そのまま焼くだけ。傘の部分に水分が出てきたら食べごろです。
ペッパーステーキ
肉は叩いて柔らかく、味付けはこしょうを多めに。
POINT
肉はミートハンマーで叩いて柔らかく。ミートハンマーがない場合はビンなどで代用。塩・こしょうをふり、特にこしょうは多めにふるのがいい。
表面に肉汁が湧き出てきた時が肉を裏返すタイミング!
焼きバナナ
皮の表面が真っ黒になるまで焼くだけのお手軽デザート。
POINT
シナモンシュガーをたっぷりかけると、いっそうおいしくなります。