下館ラーメン 〜茨城県のご当地ラーメン4選〜
札幌味噌ラーメンや喜多方ラーメン、九州博多とんこつラーメンなどなど、全国には数多くの特色あるご当地ラーメンが存在します。そんなご当地ラーメンに、いま日本中のラーメン好きが熱い視線を送っています。茨城県にも、各地にさまざまなご当地ラーメンがありますが、中でも有名なものをご紹介いたします。ぜひ各地で実際に味わって、あなた好みのご当地ラーメンを見つけてみてください。
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下館ラーメン
濃口醤油と鶏ガラスープに鶏チャーシューが味の決め手
茨城県西部の筑西市。その中心に位置するJR下館駅周辺で提供される、この地域独特のラーメンが、下館ラーメンです。濃口醤油の深みのある琥珀色のスープが特徴ですが、例えば近県の佐野ラーメンや喜多方ラーメンのそれとは明らかに異なる味わいです。
ちょっと濃いめの味付けは、癖になる食べごたえ感と満足感を与えてくれます。そして、具材には必ず鶏チャーシューがトッピングされます。鶏肉の部位は店舗により様々ですが、各店趣向を凝らした味付けは、食べ比べしたくなるほどのおいしさです。
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盛昭軒
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下館ラーメンのスタンダードとも言うべきラーメンは700円
昭和32年創業の老舗ラーメン専門店。鶏ガラのあっさりスープに濃いめの醤油味。なにより、鶏肉の旨味が染み出したスープはあっという間に飲みきってしまうほど秀逸な仕上がりです。合わせる自家製中細麺も、縮れでスープをよく絡めとりひっぱりあげます。ちょっと加水率の低いこの麺が下館ラーメンの特徴と呼ぶ人も多いくらいおいしいと評判です。
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叩いてねばりを出した長ネギと豚肉のワンタンメンも人気。
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盛信軒
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ワンタンメン 700円
盛信軒の下館ラーメンは、キャベツを多く使用して自然な甘みを味の下支えにしてるため、優しいまろやかな仕上がりになっているのが特徴です。また下館ラーメンのバリエーションのひとつ、ワンタンメンは、どんぶり表面をすべてワンタンが埋め尽くすほどのボリューム。黒コショウがピリッと味を引き締めてくれます。
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濃厚な鶏の旨味と野菜の美味しさを堪能できるタンメンもおすすめ。
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さかえや食堂
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基本のラーメンは600円ながらボリューム満点
鶏ガラベースの下館ラーメンにあって、豚のゲンコツを加えて旨みに厚みを持たせているのが特徴です。特段スープに香味油は加えていないのですが、とにかく旨みがしっかりしていて、食べ応えも満足感も十二分な一杯です。豚チャーシューの煮汁を醤油ダレに使っていることから、その旨みが広がっています。
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醤油味のタンメンといった仕上がりのカントンメン。